ゴジラコラボとそのネタ紹介
2020年4月5日 Magic: The Gathering感動に打ち震えています。
僕はこの畑から出荷された生き物なので「ゴジラシラン日本人とかおらんやろ~~」と煽る側に回りたかったんですが、同じく日本特撮文化であるライダーや戦隊ものに触れてないからブーメランだな、ということに気付いたので先達として情報をお伝えする側に回ります。
今アマゾンプライムで観れるらしいから是非
では解説をしていきまーす。
まず前提知識として、ゴジラには大きく「昭和」「平成」「ミレニアム」「アメリカ版」「シンゴジラ」に分類されます。
で、特に今回フィーチャーされているのがゴジラ(1984年の映画)から続く「平成シリーズ」になります。
これは一応全シリーズの話がつながっているため、通しで見るのもよいかと思います。今回コラボ画像で上がっているキャラクターの中でここに含まれないのは四種(キングシーサー、アンギラス、シンゴジラ、ガイガン)のみですし。
《怪獣王、ゴジラ》
《原始の王者、ゴジラ》
言わずと知れた日本が生んだキングオブモンスター。初出は1954年。戦後間もない白黒映画ですが、戦後だからこそのリアルな避難シーン、「あの戦争を生き抜いたのにこんなところで死ねるか」などの重すぎるモブのセリフなど、今見ても色褪せない名作です。
《古代の守護神、キングシーサー》
《伝説怪獣、キングシーサー》
初出は昭和シリーズのトリを飾る二部作「ゴジラvsメカゴジラ」「メカゴジラの逆襲」のうち前編(という言い方が正しいかは置いといて)、vsメカゴジラ。
沖縄が舞台の話で、物語のメイン人間が僕と同じ名前だったりします。
シーサーは沖縄の守護神で、彼を呼び覚ますには祈りの歌を捧げなければならないんですが、これがムード歌謡みたいな歌をフルコーラス歌うので「二番あんのか!?」となること受けあいです。
なお、シーサーはビーム兵器を跳ね返せる能力を持っているんですが、ここで戦うメカゴジラは実弾兵器で攻撃してくるのでほとんど意味がありませんでした。
というかこの一作(とFINAL WARS)にしか出てないのによくカードイラスト二種類も選んだな……。
《超音速女王、モスラ》
《モスラの巨大な繭》
正しく初出を言うと昭和の「モスラvsゴジラ(1964)」ですが、ほかに触れるものもあるので平成シリーズの「ゴジラvsモスラ(1992)」をチョイス。
モスラと言えばモスラの歌ですね。
モスラは他の怪獣とは違い、明確に人類の味方です。専用スピンオフもあるので是非ご鑑賞してみてください。
美しい、をイメージで作っているので画面映えもします。KoMとかすごかった。
《新たなる災厄、ベビーゴジラ》
初出は「vsスペースゴジラ(1994)」。ゴジラの子供です。
まず、ベビーゴジラではないんですよね。ベビーゴジラは「vsメカゴジラ(1993)」に登場し、卵から生まれたばかりの姿です。こちらは「リトルゴジラ」と呼称され、より成長した姿です。
ゴジラの子供と言えば昭和のミニラを想起しますが、あれが当時どのような人気だったのかは平成生まれの人間に分かりかねますが、リメイクしたらかわいくなりましたよね(当社比
《虚空の侵略者、スペースゴジラ》
《結晶怪獣、スペースゴジラ》
名前の通り、初出はvsスペースゴジラ。
平成シリーズは世界観・時系列が連続しており、先述の通りベビーがリトルになったりするんですが、スペースゴジラに関しては、vsビオランテで空に上がったG細胞が宇宙の彼方ブラックホールに吸い込まれ、その先で何らかの宇宙生物と結びつき、発生したとされています。
自身の生息域に結晶を生み出し、生存範囲を広げる、と書くと多分FateのORTの元ネタなのかなぁとざっくり考えてます。
なお結晶が割れると死にます。
各所で話題のコロナビームは彼の口から出る光線のことです。結晶の力により光線を曲げたりもできます。
謎のサイキック組織が出てきたり、島でランボーみたいな戦いしたりと人間側も面白そうな映画です。
《完全生命体、デストロイア》
初出は……「vsデストロイア(1995)」にしておきましょう。平成シリーズ最後のボス、ということで強さがめっちゃ盛られてるんですが、それ以上にゴジラ最終形態であるバーニング状態が群を抜いていました。
まだ小型形態の時に人類と戦う臨海副都心のビル戦闘がすごいエイリアンなので興味ある方は見てください。シリーズ屈指の名言「これで我々の予算はゼロだな、来年があればだが」もここで聞けます。
《逃れ得ぬ災厄、ゴジラ》
このゴジラは「シン・ゴジラ」ですね。これは結構観た方も多いのではないでしょうか。と思うので内容に関しては割愛。
マグロ喰ってるやつよりは強いが、人類には負けてしまいます。
現在日本の状況が劇中に近いですが、政府に反対する勢力が全く描かれないので現実は厳しい。
《装甲暴竜、アンギラス》
初出は「ゴジラの逆襲(1955)」。まだ白黒の時代です。そこで負けてしまいますが、昭和ゴジラシリーズでは以降相棒として登場していました。
平成シリーズには出ないものの、「FINAL WARS」で顔を出します。
ミレニアムシリーズの護国聖獣で出てきてもよかったのになぁ。
《宇宙の帝王、キングギドラ》
《理想のペット、ドラッド》
ゴジラのライバルとして名高いキングギドラ、初出は昭和の「三大怪獣、地球最大の決戦(1964)」。今回は「vsキングギドラ(1991)」の話をメインにします。
昭和版ですが、登場シーンが本当にかっこいいので!
解説動画
さて、平成版の話ですが、ゴジラは恐竜が水爆実験の影響で~~みたいな話を聞き及んだことがあると思います。それを未来人が過去に戻って水爆実験される前の恐竜を別のとこにやればいいんでね? みたいな感じで回収し、その代わりに自分たちが操作できるキングギドラを生み出そう、というストーリー軸です。ドラッドがキングギドラになるわけですね。
この映画の時期にはターミネーターが流行ってるっぽいのでそこ丸パクリしたみたいなシーンもあります。
基本的にギドラは自由意思なく操られているかわいそうなやつなんです。
《植獣形態、ビオランテ》
登場は「vsビオランテ(1989)」。この映画だけドラクエのすぎやまこういち氏が劇伴を担当しており、ちょっと雰囲気違います。
この一作にしか出ていないんですが、その人気たるや。バラにG細胞と人間の細胞を移植したらこんなんなりました。花獣形態も好きです。
ラストはみんな大好き沢口靖子。
《翼竜怪獣、ラドン》
これに関しては公式の説明が全力なのでそちらに譲ります!
KoMのドハティ監督もラドンがめっちゃ好きで、作中にシリーズ知ってれば最高のオマージュをたくさんちりばめておりました。
《鎌爪の未来怪獣、ガイガン》
初出は昭和の「地球攻撃命令 ゴジラvsガイガン(1972)」。イラストの形で登場するのは「FINAL WARS」ですね。
まず明らかに人造のフォルム、生体とメカが混在するこのかたち! 男の子が嫌いなわけありません。そしてストーリーでは徹底的に悪役。
しかし、ガイガンを語るうえで欠かせないのが劇場アニメ「GODZILLA 怪獣惑星」シリーズの前日譚「プロジェクトメカゴジラ」です。作中ではゴジラを含むすべての怪獣が人類の敵として描かれ、ガイガンはその中で人間に操られ、メカゴジラ完成までゴジラと戦い、そのたびに改造され機械化され人類を守っていくわけです。文中でしか描かれないその活躍、ぜひ映像でみたいですね。
起動の際は「ガイガァァァァン! きどぉぉぉうぅぅ!!」と叫んでください(FINAL WARS参照)。
《暗黒破壊獣、バトラ》
初出は「ゴジラvsモスラ(1992)」。バトルモスラ、略してバトラです。
幼虫の時点から結構強く、羽化のシーンはめっちゃかっこいいです。
最初はモスラとめっちゃやりあうんですが、ゴジラ戦では共闘し、最後は悲しみの別れを遂げます。FGOならピックアップ召喚始まる感じ。
wikiみたら別名「戦闘破壊獣」って書いててそんなんあったんか、と思う一方公式そういうの調べて名前つけてよね、と思ったりもした。
《決戦兵器、メカゴジラ》
みんな大好き機龍です。本来の初出はシーサーで書いたのと、平成だとベビーの項で触れています。イラストのデザインは「ゴジラ×メカゴジラ(2002)」の3式機龍が近いです。
昭和のメカゴジラは宇宙人の作ったもの、平成のメカゴジラはキングギドラを未来人が魔改造したメカキングギドラの技術を流用した人間製、機龍はゴジラの骨を素体にしてパーツをくみ上げたもの、と色々パターンがります。
どれもめちゃくちゃかっこいいのでぜひ。
こんなもんですかね。
もう来週に発売を控えてますが、買いに行けるのかなぁ。
伝説の子たちはEDH組もうと思うので、またデッキリスト仕上がったら書きます。
https://mtg-jp.com/reading/kochima/0033907/
僕はこの畑から出荷された生き物なので「ゴジラシラン日本人とかおらんやろ~~」と煽る側に回りたかったんですが、同じく日本特撮文化であるライダーや戦隊ものに触れてないからブーメランだな、ということに気付いたので先達として情報をお伝えする側に回ります。
今アマゾンプライムで観れるらしいから是非
では解説をしていきまーす。
まず前提知識として、ゴジラには大きく「昭和」「平成」「ミレニアム」「アメリカ版」「シンゴジラ」に分類されます。
で、特に今回フィーチャーされているのがゴジラ(1984年の映画)から続く「平成シリーズ」になります。
これは一応全シリーズの話がつながっているため、通しで見るのもよいかと思います。今回コラボ画像で上がっているキャラクターの中でここに含まれないのは四種(キングシーサー、アンギラス、シンゴジラ、ガイガン)のみですし。
《怪獣王、ゴジラ》
《原始の王者、ゴジラ》
言わずと知れた日本が生んだキングオブモンスター。初出は1954年。戦後間もない白黒映画ですが、戦後だからこそのリアルな避難シーン、「あの戦争を生き抜いたのにこんなところで死ねるか」などの重すぎるモブのセリフなど、今見ても色褪せない名作です。
《古代の守護神、キングシーサー》
《伝説怪獣、キングシーサー》
初出は昭和シリーズのトリを飾る二部作「ゴジラvsメカゴジラ」「メカゴジラの逆襲」のうち前編(という言い方が正しいかは置いといて)、vsメカゴジラ。
沖縄が舞台の話で、物語のメイン人間が僕と同じ名前だったりします。
シーサーは沖縄の守護神で、彼を呼び覚ますには祈りの歌を捧げなければならないんですが、これがムード歌謡みたいな歌をフルコーラス歌うので「二番あんのか!?」となること受けあいです。
https://www.youtube.com/watch?v=tR7Eeag_cgU
なお、シーサーはビーム兵器を跳ね返せる能力を持っているんですが、ここで戦うメカゴジラは実弾兵器で攻撃してくるのでほとんど意味がありませんでした。
というかこの一作(とFINAL WARS)にしか出てないのによくカードイラスト二種類も選んだな……。
《超音速女王、モスラ》
《モスラの巨大な繭》
正しく初出を言うと昭和の「モスラvsゴジラ(1964)」ですが、ほかに触れるものもあるので平成シリーズの「ゴジラvsモスラ(1992)」をチョイス。
モスラと言えばモスラの歌ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=K_wQEQiVfoc
モスラは他の怪獣とは違い、明確に人類の味方です。専用スピンオフもあるので是非ご鑑賞してみてください。
美しい、をイメージで作っているので画面映えもします。KoMとかすごかった。
《新たなる災厄、ベビーゴジラ》
初出は「vsスペースゴジラ(1994)」。ゴジラの子供です。
まず、ベビーゴジラではないんですよね。ベビーゴジラは「vsメカゴジラ(1993)」に登場し、卵から生まれたばかりの姿です。こちらは「リトルゴジラ」と呼称され、より成長した姿です。
ゴジラの子供と言えば昭和のミニラを想起しますが、あれが当時どのような人気だったのかは平成生まれの人間に分かりかねますが、リメイクしたらかわいくなりましたよね(当社比
《虚空の侵略者、スペースゴジラ》
《結晶怪獣、スペースゴジラ》
名前の通り、初出はvsスペースゴジラ。
平成シリーズは世界観・時系列が連続しており、先述の通りベビーがリトルになったりするんですが、スペースゴジラに関しては、vsビオランテで空に上がったG細胞が宇宙の彼方ブラックホールに吸い込まれ、その先で何らかの宇宙生物と結びつき、発生したとされています。
自身の生息域に結晶を生み出し、生存範囲を広げる、と書くと多分FateのORTの元ネタなのかなぁとざっくり考えてます。
なお結晶が割れると死にます。
各所で話題のコロナビームは彼の口から出る光線のことです。結晶の力により光線を曲げたりもできます。
謎のサイキック組織が出てきたり、島でランボーみたいな戦いしたりと人間側も面白そうな映画です。
《完全生命体、デストロイア》
初出は……「vsデストロイア(1995)」にしておきましょう。平成シリーズ最後のボス、ということで強さがめっちゃ盛られてるんですが、それ以上にゴジラ最終形態であるバーニング状態が群を抜いていました。
まだ小型形態の時に人類と戦う臨海副都心のビル戦闘がすごいエイリアンなので興味ある方は見てください。シリーズ屈指の名言「これで我々の予算はゼロだな、来年があればだが」もここで聞けます。
《逃れ得ぬ災厄、ゴジラ》
このゴジラは「シン・ゴジラ」ですね。これは結構観た方も多いのではないでしょうか。と思うので内容に関しては割愛。
マグロ喰ってるやつよりは強いが、人類には負けてしまいます。
現在日本の状況が劇中に近いですが、政府に反対する勢力が全く描かれないので現実は厳しい。
《装甲暴竜、アンギラス》
初出は「ゴジラの逆襲(1955)」。まだ白黒の時代です。そこで負けてしまいますが、昭和ゴジラシリーズでは以降相棒として登場していました。
平成シリーズには出ないものの、「FINAL WARS」で顔を出します。
ミレニアムシリーズの護国聖獣で出てきてもよかったのになぁ。
《宇宙の帝王、キングギドラ》
《理想のペット、ドラッド》
ゴジラのライバルとして名高いキングギドラ、初出は昭和の「三大怪獣、地球最大の決戦(1964)」。今回は「vsキングギドラ(1991)」の話をメインにします。
昭和版ですが、登場シーンが本当にかっこいいので!
解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=papAe1tgoS8&t=25s
さて、平成版の話ですが、ゴジラは恐竜が水爆実験の影響で~~みたいな話を聞き及んだことがあると思います。それを未来人が過去に戻って水爆実験される前の恐竜を別のとこにやればいいんでね? みたいな感じで回収し、その代わりに自分たちが操作できるキングギドラを生み出そう、というストーリー軸です。ドラッドがキングギドラになるわけですね。
この映画の時期にはターミネーターが流行ってるっぽいのでそこ丸パクリしたみたいなシーンもあります。
基本的にギドラは自由意思なく操られているかわいそうなやつなんです。
《植獣形態、ビオランテ》
登場は「vsビオランテ(1989)」。この映画だけドラクエのすぎやまこういち氏が劇伴を担当しており、ちょっと雰囲気違います。
この一作にしか出ていないんですが、その人気たるや。バラにG細胞と人間の細胞を移植したらこんなんなりました。花獣形態も好きです。
ラストはみんな大好き沢口靖子。
《翼竜怪獣、ラドン》
これに関しては公式の説明が全力なのでそちらに譲ります!
https://mtg-jp.com/reading/special/0033913/
KoMのドハティ監督もラドンがめっちゃ好きで、作中にシリーズ知ってれば最高のオマージュをたくさんちりばめておりました。
《鎌爪の未来怪獣、ガイガン》
初出は昭和の「地球攻撃命令 ゴジラvsガイガン(1972)」。イラストの形で登場するのは「FINAL WARS」ですね。
まず明らかに人造のフォルム、生体とメカが混在するこのかたち! 男の子が嫌いなわけありません。そしてストーリーでは徹底的に悪役。
しかし、ガイガンを語るうえで欠かせないのが劇場アニメ「GODZILLA 怪獣惑星」シリーズの前日譚「プロジェクトメカゴジラ」です。作中ではゴジラを含むすべての怪獣が人類の敵として描かれ、ガイガンはその中で人間に操られ、メカゴジラ完成までゴジラと戦い、そのたびに改造され機械化され人類を守っていくわけです。文中でしか描かれないその活躍、ぜひ映像でみたいですね。
起動の際は「ガイガァァァァン! きどぉぉぉうぅぅ!!」と叫んでください(FINAL WARS参照)。
《暗黒破壊獣、バトラ》
初出は「ゴジラvsモスラ(1992)」。バトルモスラ、略してバトラです。
幼虫の時点から結構強く、羽化のシーンはめっちゃかっこいいです。
最初はモスラとめっちゃやりあうんですが、ゴジラ戦では共闘し、最後は悲しみの別れを遂げます。FGOならピックアップ召喚始まる感じ。
wikiみたら別名「戦闘破壊獣」って書いててそんなんあったんか、と思う一方公式そういうの調べて名前つけてよね、と思ったりもした。
《決戦兵器、メカゴジラ》
みんな大好き機龍です。本来の初出はシーサーで書いたのと、平成だとベビーの項で触れています。イラストのデザインは「ゴジラ×メカゴジラ(2002)」の3式機龍が近いです。
昭和のメカゴジラは宇宙人の作ったもの、平成のメカゴジラはキングギドラを未来人が魔改造したメカキングギドラの技術を流用した人間製、機龍はゴジラの骨を素体にしてパーツをくみ上げたもの、と色々パターンがります。
どれもめちゃくちゃかっこいいのでぜひ。
こんなもんですかね。
もう来週に発売を控えてますが、買いに行けるのかなぁ。
伝説の子たちはEDH組もうと思うので、またデッキリスト仕上がったら書きます。
コメント