ともはるくんの記事(http://redrum.diarynote.jp/201510171120185111/)を読んだので僕も書いてみようかな、とか。
かつてツイッターで書いた時は確か「電波が下りてくるのを待ちます」とかしか書いてなかったから、改めて自分の考えを述べるのも気恥ずかしいが、まぁ一個人の作り方なんで流し見程度にしといてくださいな。
カジュアル向きな内容に仕上がると思います。
1、統率者を決める
当たり前のことなんですが、ここを決めないと何の話も始まらないわけです。
僕の中の分類は二種類。
A:統率者を使わない構築
B:統率者を使う構築
です。《むかつき/Ad Nauseam》構築とかのカラーマーカー扱いなのがA、その他をBと大きく分けちゃいます。Bにも、
甲:統率者だけで勝てる
乙:統率者だけでは勝てない
と、あるんですが割愛。甲のイメージは《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》や《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》とかの多少のお膳立てがあれば相手を倒せる、って奴らです。
せっかくなので実際に構築しながらお話を。今回の統率者はこちら。
この前引いたので、ってだけで選択。書いていることは単純なので、イメージも伝わりやすいかと思います。
2、統率者用のカードを決める
その統率者だからこそのカードを入れれば、統率者はもっと活躍できるんじゃないか、という話です。例を挙げるなら《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》に入る天使デーモンドラゴン(特に他のデッキでは使用しづらい《穢すものラクドス/Rakdos the Defiler》や《残虐の達人/Master of Cruelties》など)がいい感じに見えそうです。
それは統率者個々人によって差があるので、まさに構築者の腕の見せ所、という所。
ということでおこナス用のカードを選択……と思ったのですが、書いていることが単純な結果、入るカードも汎用多めになりそうな気もする。
しっかり上陸を誘発させたい、というのはありますが、彼自身を召喚するのに7マナも支払っているのだからそっから上陸とかどうなんだろうなーとか思いながら先へ進みます。
3、草案
マジックを多少触れていれば、各色のやりたいことというか得意なことは把握できていると思います。EDHはヴィンテージ範囲のカードプールでマジックをするので、各色のやりたいことを最大限最高効率で行うことが出来ますし、環境が速いならそれら行為を最速で行えるかどうかが求められます。
なお、ヴィンテージプールで行うとなると、その色が可能な行為から逸脱した行動が出来るカードも見つけることが出来ます。例を挙げるならアーティファクトを破壊できない黒の《Gate to Phyrexia》とかですね。そういうのをこっそり入れておくと、何やら困った時に役立つやもしれません。
また、色にまたがった得意範囲というのもあります。ちょうど今から組もうとしているおこナスのカラーである赤緑はどちらも「アーティファクトヘイト」に向いています。性能的にも土地を伸ばしていきたい(=アーティファクトの加速には頼らない)ので、アーティファクトで加速しようとする人々を無にしていきましょう。
ただし、アーティファクト加速はかなり速いので、破壊をするならば軽めのカードを選んだり、まとめて複数破壊できるものを選り好みするのがよさそうです。
《進歩の災い/Bane of Progress》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《溶融/Meltdown》
《汚損破/Vandalblast》
《荒残/Rack and Ruin》
《破壊放題/Shattering Spree》
《ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic》
《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》
《無のロッド/Null Rod》
似たような目標を持つ統率者がいるならば、それを参考にしてみるのも手です。おこナスは土地を伸ばしたいので、同じく土地を伸ばすような構築をしているであろう《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》さんを参照してみましょう。
(http://teamys.net/top/deckall.php/EDH/1/1036729/)
土地を伸ばし、そこから大きい生き物を出したい、というイメージを見るかもしれません。また、人によりますがマナクリからの加速や単純に土地を複数回置くカードを使う、といった序盤戦になりそうですよね。
となるとこの辺は入れてよさそうです。
《踏査/Exploration》
《根組み/Rootgrapple》
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《探検/Explore》
《発見の旅路/Journey of Discovery》
《Gaea’s Touch》
また、上陸を最大限に活用するなら、一枚で何度も上陸できる土地を採用しないわけにはいきません。
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
一枚だけ違うカードが入ってますが、こういうものこそ専用カードなのかもしれません。
これよりさらに上陸をしたいと思うならば、
《バントの全景/Bant Panorama》
《グリクシスの全景/Grixis Panorama》
《ジャンドの全景/Jund Panorama》
《ナヤの全景/Naya Panorama》
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《荒廃した森林/Blighted Woodland》
《無限地帯/Myriad Landscape》
《Thawing Glaciers》
などもどうぞ。タップインフェッチまで行くのもそれはそれで。
そして本人の持つキーワード、「上陸」。土地をいっぱい置くのなら、上陸持ちがおこナス一人なのも物足りませんね。
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths》
《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
《ゼンディカーの乱動/Zendikar’s Roil》
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
実際、上陸ではない能力もありますが、まぁ土地を置いて誘発すれば一緒よ。
続いては継続的に土地を置く方法。
《輪作/Crop Rotation》
《爆発的植生/Explosive Vegetation》
《ファーティリド/Fertilid》
《激情の耕作/Frenzied Tilling》
《耕作/Cultivate》
《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
《砕土/Harrow》
《不屈の自然/Rampant Growth》
《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
《修復/Restore》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《明日への探索/Search for Tomorrow》
《自然の知識/Nature’s Lore》
《三顧の礼/Three Visits》
《スカイシュラウドの要求/Skyshroud Claim》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
などでしょうか。他には戦場ではなく手札に持ってくる呪文や能力などもあります。
とはいえ土地だけで加速するのも大変です。本当に軽量なマナファクトならその力を借りてしまいましょう。
《太陽の指輪/Sol Ring》
《Mana Crypt》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の櫃/Mana Vault》
かつて黒の領分であった一時的マナ加速は、今は赤のものになっています。さすがに7マナであるおこナスを出すためには、その辺もあるといいのかもしれません。マナクリーチャーも同じ理由ですね。
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《オークの木こり/Orcish Lumberjack》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《Fyndhorn Elves》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《ほくちの壁/Tinder Wall》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
《Elvish Spirit Guide》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《開拓地の包囲/Frontier Siege》
また、おこナスはエレメンタルがどうのこうの、という能力を持っていますので、エレメンタルも調べてみましょう。
《ブライトハースの旗騎士/Brighthearth Banneret》
《発生器の召使い/Generator Servant》
《ムラーサの緑守り/Greenwarden of Murasa》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《マグマの力/Magmatic Force》
《害霊/Malignus》
《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》
《威厳の魔力/Regal Force》
《煙束ね/Smokebraider》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》
なんなんだエレメンタル……自殺志願者かと言わんばかりの「ターン終了時にそれを生け贄に捧げる」率の高さ……。さすがに多人数を相手にするEDHだと辛い……。
気を取り直して次は勝つ方法を模索。ちゃんと召喚出来て、上陸も満足に行えそうだ、という夢を見ながら先へ進みましょう。
構築する時は自分が攻めているビジョンを持つようにしてます。まずはやりたいことを出来るような構築にして、そこから相手の妨害を受けた時/思ったより回らなかった時の対策案を考えます。
ということで攻めているプラン。上陸も誘発して、十全にトークンも並んでいる。なら後は正面突破、右ストレートでブッ飛ばす!
《獣使いの昇天/Beastmaster Ascension》
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
《踏み荒らし/Overrun》
《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》
《分かち合う憎しみ/Shared Animosity》
《大軍の功績/Triumph of the Hordes》
《凶暴な打撃/Savage Beating》
《怒りの反射/Rage Reflection》
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》
《理由なき暴力/Gratuitous Violence》
《連続突撃/Relentless Assault》
《世界大戦/World at War》
《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》
《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
《サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
先述の通り、自分だけが回れば楽しいことこの上ないのですが、対戦相手も同じような思想の元構築を行っているはず。ならば、相手より一歩先んずるにはどうするか。相手を妨害して足を止めさせるか、圧倒的速度で先にゴールするか、という二択かと思います。コンボ系構築であれば相手より先にゴールできると思いますが、そういうタイプのデッキではないので、自然と相手の足を遅くする方針になります。
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》
《忘却石/Oblivion Stone》
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
《全ては塵/All Is Dust》
《火山の捧げ物/Volcanic Offering》
《破滅の儀式/Rite of Ruin》
《破滅/Ruination》
《灰からの再興/From the Ashes》
《燎原の火/Wildfire》
などでしょうか。《破壊的な力/Destructive Force》や《壊滅/Devastation》も強力なのですが、自身の被害が相手の被害より大きそうなので不採用です。
最後は完全に趣味の枠です。宗教的理由で抜けないカードやどうしても使いたいカードがあると思います。その辺を入れてみましょう。
《起源の波/Genesis Wave》
《歪んだ世界/Warp World》
《大オーロラ/The Great Aurora》
ここに書いていったカード達をすべて投入するかというと、そうでもないです。構築段階であればとりあえず扱いそうなカード達を全部並べてみて、使いそうなやつから選んでいけばいいのです。
4、各色の必須に近いカード
この世には絶対はないらしいですが、絶対に近いものはあると思うのです。もちろん、構築によっては入らないであろうカード達も存在しますが、「概ね(想定する色)なら入るだろ」というカードを候補にしておきます。もちろん、ここまでで候補に挙がっていることもあります。基本的にはドローやサーチ、マナ加速スペルなどのユーティリティでしょう。
《Wheel of Fortune》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《ギャンブル/Gamble》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《森の知恵/Sylvan Library》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《歯と爪/Tooth and Nail》
必須という割には人それぞれなので、ほとんど自由枠みたいなものです。きっとあなただけのスーパーカードもあると思います。
5、自分がプレイする環境向きの調節
これがEDHの神髄というかテンプレを無くす最大の要因です。例えば卓のほとんどが緑絡みでアーティファクトを使用しない、というのであれば草案にあったアーティファクトメタが意味をなさなくなります。これは本当に普段プレイするコミュニティによって変わってしまうので、その環境でプレイするあなたにだけわかる事なのです。
また、自身の資産レベルもここに入ります。当たり前のように草案にある《Mana Crypt》や各種フェッチランドは持っていない人もいるのが当然です。周りがプロキシもーまんたい、というのであれば十全ですが、グランプリのサイドイベントなどではそうも言ってられません。
ここで僕の環境を例に挙げると、
・毎週のイベントとしてEDHが行われており、参加費を必要とする公式戦であるからプロキシは使用不可
・緑絡みの統率者が多めではあるが、青茶い統率者ももちろん居るので青対策はしておきたい
・プレイヤーによって資産差がある結果、デッキのレベルが割と上下に散っている
・キルターンは平均でも6くらい。ただし卓全体のレベルによる
・なんかめっちゃ狙われてる
といった感じでしょうか。最後に関しては、これはエドリックを持ってった僕が悪い。
こんな感じでEDHをやっているコミュニティを分析してみてください。場所によってはモダン範囲のみのカードで、とかいうオリジナルルールを入れてたりする場所もあるようです。
また、これから自分たちのコミュニティでEDHをやっていこう、というのであれば、やりたいメンバーのノリと気分次第で決めちゃいましょう。
さて、こんなところでしょうか。書きたいことは概ね書いた気もしますが、また思いついたら書き足すかもしれません。どこまで参考になるかはわかりませんが、何のとっかかりも知らない人の足しになればと思います。
他にも参考になること書いてる人いっぱいいるからいろんな意見を集めるんだぞ!
もう日付変わってんじゃねぇか……明日朝から仕事だぞ……。
かつてツイッターで書いた時は確か「電波が下りてくるのを待ちます」とかしか書いてなかったから、改めて自分の考えを述べるのも気恥ずかしいが、まぁ一個人の作り方なんで流し見程度にしといてくださいな。
カジュアル向きな内容に仕上がると思います。
1、統率者を決める
当たり前のことなんですが、ここを決めないと何の話も始まらないわけです。
僕の中の分類は二種類。
A:統率者を使わない構築
B:統率者を使う構築
です。《むかつき/Ad Nauseam》構築とかのカラーマーカー扱いなのがA、その他をBと大きく分けちゃいます。Bにも、
甲:統率者だけで勝てる
乙:統率者だけでは勝てない
と、あるんですが割愛。甲のイメージは《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》や《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》とかの多少のお膳立てがあれば相手を倒せる、って奴らです。
せっかくなので実際に構築しながらお話を。今回の統率者はこちら。
Omnath, Locus of Rage / 怒りの座、オムナス (3)(赤)(赤)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、赤であり緑である5/5のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
怒りの座、オムナスかあなたがコントロールする他のエレメンタルが1体死亡するたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。怒りの座、オムナスはそれに3点のダメージを与える。
5/5
この前引いたので、ってだけで選択。書いていることは単純なので、イメージも伝わりやすいかと思います。
2、統率者用のカードを決める
その統率者だからこそのカードを入れれば、統率者はもっと活躍できるんじゃないか、という話です。例を挙げるなら《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》に入る天使デーモンドラゴン(特に他のデッキでは使用しづらい《穢すものラクドス/Rakdos the Defiler》や《残虐の達人/Master of Cruelties》など)がいい感じに見えそうです。
それは統率者個々人によって差があるので、まさに構築者の腕の見せ所、という所。
ということでおこナス用のカードを選択……と思ったのですが、書いていることが単純な結果、入るカードも汎用多めになりそうな気もする。
しっかり上陸を誘発させたい、というのはありますが、彼自身を召喚するのに7マナも支払っているのだからそっから上陸とかどうなんだろうなーとか思いながら先へ進みます。
3、草案
マジックを多少触れていれば、各色のやりたいことというか得意なことは把握できていると思います。EDHはヴィンテージ範囲のカードプールでマジックをするので、各色のやりたいことを最大限最高効率で行うことが出来ますし、環境が速いならそれら行為を最速で行えるかどうかが求められます。
なお、ヴィンテージプールで行うとなると、その色が可能な行為から逸脱した行動が出来るカードも見つけることが出来ます。例を挙げるならアーティファクトを破壊できない黒の《Gate to Phyrexia》とかですね。そういうのをこっそり入れておくと、何やら困った時に役立つやもしれません。
また、色にまたがった得意範囲というのもあります。ちょうど今から組もうとしているおこナスのカラーである赤緑はどちらも「アーティファクトヘイト」に向いています。性能的にも土地を伸ばしていきたい(=アーティファクトの加速には頼らない)ので、アーティファクトで加速しようとする人々を無にしていきましょう。
ただし、アーティファクト加速はかなり速いので、破壊をするならば軽めのカードを選んだり、まとめて複数破壊できるものを選り好みするのがよさそうです。
《進歩の災い/Bane of Progress》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《溶融/Meltdown》
《汚損破/Vandalblast》
《荒残/Rack and Ruin》
《破壊放題/Shattering Spree》
《ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic》
《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》
《無のロッド/Null Rod》
似たような目標を持つ統率者がいるならば、それを参考にしてみるのも手です。おこナスは土地を伸ばしたいので、同じく土地を伸ばすような構築をしているであろう《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》さんを参照してみましょう。
(http://teamys.net/top/deckall.php/EDH/1/1036729/)
土地を伸ばし、そこから大きい生き物を出したい、というイメージを見るかもしれません。また、人によりますがマナクリからの加速や単純に土地を複数回置くカードを使う、といった序盤戦になりそうですよね。
となるとこの辺は入れてよさそうです。
《踏査/Exploration》
《根組み/Rootgrapple》
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《探検/Explore》
《発見の旅路/Journey of Discovery》
《Gaea’s Touch》
また、上陸を最大限に活用するなら、一枚で何度も上陸できる土地を採用しないわけにはいきません。
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
一枚だけ違うカードが入ってますが、こういうものこそ専用カードなのかもしれません。
これよりさらに上陸をしたいと思うならば、
《バントの全景/Bant Panorama》
《グリクシスの全景/Grixis Panorama》
《ジャンドの全景/Jund Panorama》
《ナヤの全景/Naya Panorama》
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《荒廃した森林/Blighted Woodland》
《無限地帯/Myriad Landscape》
《Thawing Glaciers》
などもどうぞ。タップインフェッチまで行くのもそれはそれで。
そして本人の持つキーワード、「上陸」。土地をいっぱい置くのなら、上陸持ちがおこナス一人なのも物足りませんね。
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《猛り狂うベイロス/Rampaging Baloths》
《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
《ゼンディカーの乱動/Zendikar’s Roil》
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
実際、上陸ではない能力もありますが、まぁ土地を置いて誘発すれば一緒よ。
続いては継続的に土地を置く方法。
《輪作/Crop Rotation》
《爆発的植生/Explosive Vegetation》
《ファーティリド/Fertilid》
《激情の耕作/Frenzied Tilling》
《耕作/Cultivate》
《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
《砕土/Harrow》
《不屈の自然/Rampant Growth》
《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
《修復/Restore》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《明日への探索/Search for Tomorrow》
《自然の知識/Nature’s Lore》
《三顧の礼/Three Visits》
《スカイシュラウドの要求/Skyshroud Claim》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
などでしょうか。他には戦場ではなく手札に持ってくる呪文や能力などもあります。
とはいえ土地だけで加速するのも大変です。本当に軽量なマナファクトならその力を借りてしまいましょう。
《太陽の指輪/Sol Ring》
《Mana Crypt》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の櫃/Mana Vault》
かつて黒の領分であった一時的マナ加速は、今は赤のものになっています。さすがに7マナであるおこナスを出すためには、その辺もあるといいのかもしれません。マナクリーチャーも同じ理由ですね。
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《オークの木こり/Orcish Lumberjack》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《Fyndhorn Elves》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《ほくちの壁/Tinder Wall》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《ソンバーワルドの賢者/Somberwald Sage》
《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
《Elvish Spirit Guide》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《開拓地の包囲/Frontier Siege》
また、おこナスはエレメンタルがどうのこうの、という能力を持っていますので、エレメンタルも調べてみましょう。
《ブライトハースの旗騎士/Brighthearth Banneret》
《発生器の召使い/Generator Servant》
《ムラーサの緑守り/Greenwarden of Murasa》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《マグマの力/Magmatic Force》
《害霊/Malignus》
《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer》
《威厳の魔力/Regal Force》
《煙束ね/Smokebraider》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》
なんなんだエレメンタル……自殺志願者かと言わんばかりの「ターン終了時にそれを生け贄に捧げる」率の高さ……。さすがに多人数を相手にするEDHだと辛い……。
気を取り直して次は勝つ方法を模索。ちゃんと召喚出来て、上陸も満足に行えそうだ、という夢を見ながら先へ進みましょう。
構築する時は自分が攻めているビジョンを持つようにしてます。まずはやりたいことを出来るような構築にして、そこから相手の妨害を受けた時/思ったより回らなかった時の対策案を考えます。
ということで攻めているプラン。上陸も誘発して、十全にトークンも並んでいる。なら後は正面突破、右ストレートでブッ飛ばす!
《獣使いの昇天/Beastmaster Ascension》
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
《踏み荒らし/Overrun》
《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》
《分かち合う憎しみ/Shared Animosity》
《大軍の功績/Triumph of the Hordes》
《凶暴な打撃/Savage Beating》
《怒りの反射/Rage Reflection》
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》
《理由なき暴力/Gratuitous Violence》
《連続突撃/Relentless Assault》
《世界大戦/World at War》
《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》
《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
《サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
先述の通り、自分だけが回れば楽しいことこの上ないのですが、対戦相手も同じような思想の元構築を行っているはず。ならば、相手より一歩先んずるにはどうするか。相手を妨害して足を止めさせるか、圧倒的速度で先にゴールするか、という二択かと思います。コンボ系構築であれば相手より先にゴールできると思いますが、そういうタイプのデッキではないので、自然と相手の足を遅くする方針になります。
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》
《忘却石/Oblivion Stone》
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
《全ては塵/All Is Dust》
《火山の捧げ物/Volcanic Offering》
《破滅の儀式/Rite of Ruin》
《破滅/Ruination》
《灰からの再興/From the Ashes》
《燎原の火/Wildfire》
などでしょうか。《破壊的な力/Destructive Force》や《壊滅/Devastation》も強力なのですが、自身の被害が相手の被害より大きそうなので不採用です。
最後は完全に趣味の枠です。宗教的理由で抜けないカードやどうしても使いたいカードがあると思います。その辺を入れてみましょう。
《起源の波/Genesis Wave》
《歪んだ世界/Warp World》
《大オーロラ/The Great Aurora》
ここに書いていったカード達をすべて投入するかというと、そうでもないです。構築段階であればとりあえず扱いそうなカード達を全部並べてみて、使いそうなやつから選んでいけばいいのです。
4、各色の必須に近いカード
この世には絶対はないらしいですが、絶対に近いものはあると思うのです。もちろん、構築によっては入らないであろうカード達も存在しますが、「概ね(想定する色)なら入るだろ」というカードを候補にしておきます。もちろん、ここまでで候補に挙がっていることもあります。基本的にはドローやサーチ、マナ加速スペルなどのユーティリティでしょう。
《Wheel of Fortune》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《ギャンブル/Gamble》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《森の知恵/Sylvan Library》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《歯と爪/Tooth and Nail》
必須という割には人それぞれなので、ほとんど自由枠みたいなものです。きっとあなただけのスーパーカードもあると思います。
5、自分がプレイする環境向きの調節
これがEDHの神髄というかテンプレを無くす最大の要因です。例えば卓のほとんどが緑絡みでアーティファクトを使用しない、というのであれば草案にあったアーティファクトメタが意味をなさなくなります。これは本当に普段プレイするコミュニティによって変わってしまうので、その環境でプレイするあなたにだけわかる事なのです。
また、自身の資産レベルもここに入ります。当たり前のように草案にある《Mana Crypt》や各種フェッチランドは持っていない人もいるのが当然です。周りがプロキシもーまんたい、というのであれば十全ですが、グランプリのサイドイベントなどではそうも言ってられません。
ここで僕の環境を例に挙げると、
・毎週のイベントとしてEDHが行われており、参加費を必要とする公式戦であるからプロキシは使用不可
・緑絡みの統率者が多めではあるが、青茶い統率者ももちろん居るので青対策はしておきたい
・プレイヤーによって資産差がある結果、デッキのレベルが割と上下に散っている
・キルターンは平均でも6くらい。ただし卓全体のレベルによる
・なんかめっちゃ狙われてる
といった感じでしょうか。最後に関しては、これはエドリックを持ってった僕が悪い。
こんな感じでEDHをやっているコミュニティを分析してみてください。場所によってはモダン範囲のみのカードで、とかいうオリジナルルールを入れてたりする場所もあるようです。
また、これから自分たちのコミュニティでEDHをやっていこう、というのであれば、やりたいメンバーのノリと気分次第で決めちゃいましょう。
さて、こんなところでしょうか。書きたいことは概ね書いた気もしますが、また思いついたら書き足すかもしれません。どこまで参考になるかはわかりませんが、何のとっかかりも知らない人の足しになればと思います。
他にも参考になること書いてる人いっぱいいるからいろんな意見を集めるんだぞ!
もう日付変わってんじゃねぇか……明日朝から仕事だぞ……。
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