第四回EDHカード紹介:《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
ということでこの連載もここまで続いてますね。なんとなーくで参加しましたが、なんだかんだ書くこともどんどん出てくるということで、まだまだ続くらしいですよ。
さっそくですが、今回のテーマは「エンチャント」ということで、私から紹介するのはこちら。

Oath of Druids / ドルイドの誓い (1)(緑)
エンチャント

各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であるとともに、自分よりも多くのクリーチャーをコントロールしているプレイヤーを対象として選ぶ。前者のプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開してもよい。そうした場合、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出し、これにより公開された他のすべてのカードを自分の墓地に置く。


かつて一世を風靡し、現在でもヴィンテージにて一勢力を誇る名カード。
使い方は単純で相手よりクリーチャーが少なければライブラリーから勝てる生物がめくれて勝利、って話なんですが、ヴィンテージにてそれを可能にする《グリセルブランド/Griselbrand》はEDHで禁止指定されているわけで、お手軽に勝つのも意外と難しい。
――――と、言うこともないのです。

オースの使用方法はおおむね二種類。コンボカードで勝つか、デカブツで蹂躙するか。

1)コンボ
この場合、デッキに投入される生物は一体のみとなる。正にグリセルと同じ用途だ。

Tidespout Tyrant / 潮吹きの暴君 (5)(青)(青)(青)
クリーチャー — ジン(Djinn)

飛行
あなたが呪文を唱えるたび、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
5/5


このルートの場合、マナアーティファクトをぐるぐるしてれば無限マナ、そこから勝利、という基本的なものになる。二つのアーティファクトから出るマナ>キャストするコストであればいい。


Auriok Salvagers / オーリオックの廃品回収者 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

(1)(白):あなたの墓地にある、点数で見たマナ・コストが1以下のアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
2/4


こちらのルートの場合、デッキから《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》がめくれればそれでいい。LEDから出すマナ>サルベイジャーの起動コストになるので、自動的に無限マナ=勝利である。このルートの場合、サルベイジャーをめくる前にLEDがめくれないとその場で勝つことが出来なくなるのは注意すべし。

どちらとも、無限マナで勝つことになる。一番単純なのはジェネラル領域に無限マナから出ることだが、サルベイジャールートであるなら《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》が向いている。暴君ルートは青いからなんかカード引けるから大丈夫でしょ。

2)デカブツ
サイズにものを言わせて蹂躙したり、圧倒的な能力を持つ生き物で押さえつけたり、というアクションである。簡単に言えば各種エルドラージや《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》や《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》などだ。FtVで天使がキラキラし始めたので揃えやすくもなっていますし。
また、《太陽のタイタン/Sun Titan》との相性は良い。オースによる影響は生物が場に出るだけでなく、「デッキのカードを墓地に落とすことが出来る」ということも留意しておこう。

どちらの用途にせよ、「緑を使うのにマナクリーチャーを並べない」という緑本来の特性と乖離したデッキ構成を求められる、ある種テクニカルなカードである。
高額ではあるが、ジャッジ版のプロモも存在する。このカードが気に入ったという人はぜひ探し求めて自身のデッキを輝かせていただきたい。


コメント

ksk

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索